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2013年12月

2013年12月17日

音楽周辺機器について

なんでいきなりこんな内容の話をしようとしたか自分でもわからん。

わからないなりにも唐突に音楽周辺機器の話をしたくなったからブログを更新しようと思う。


現在使っているiPodからケース・イヤホンに至るまでの購入時期と値段(当時)は以下の通り。


iPod:iPod(Classic 80G)/Fate:2009年くらい/55000円くらい

Line Out Cable:Whiplash Audio/Elite:2011年くらい/12000円くらい

Portable:Amp:Headstage/Arrow(3G):2012年くらい/24000円くらい

Earphone:Ultimate Ears/UE900:2013年くらい/38000円くらい

Earphone Cable:SUN Cable/TEXAS/2013年くらい/8000円くらい

iPod Case:Power Support/Crystal Jacket:2010年くらい(2代目)/2500円くらい

iPod Overlay:Music Skins/Shipwreck:2010年くらい/2000円くらい


これはあくまで「現在」使っているもの一式であって、それ以外に使ってないお蔵入りのものが山のようにある。

例えばイヤホンは25万くらい使ってるし、ポタアンは17万くらい使っている。

こう書くとはっきりわかる。

無駄なものに金使ってんじゃねーぞ!

特にロバート!3Gが199ドルってどういうことだよ!値段調べてビックリしたぞ!

オレが買った時は249ドルだっただろが!いっそのことディスコンしろよ!


だが「音楽無くして人生無し」という格言に基づけば、オレは人生の彩りに金をかけてるとも受け取れる。

これはイケメンがファッションに気を遣うのと同じようなものだ。

おれはイケメンじゃないので金の使い方がおかしな方へ流れているだけだ。

買ったことに後悔はしていない。でも時折思う。

「今この金があったら、はたしてオレは同じものに再び金を注ぎ込むだろうか……」

答えはイエスだ。オレはノーと言えない日本人なんだ。


いつの時代でもメールは送られてくる。

これは例えばAmazonで何か買った時に送られる「受注しましたよ」メールじゃなくて、

「こんな商品が入荷したよ!買わないと流行に乗り遅れるよお前。つーか買え!」

といった内容の一種のスパム兼脅迫メールと受け取っても過言じゃないような内容がほとんどだ。

基本的にそんなものは迷惑メール行きかゴミ箱に入れて終えるのだが、中には興味深いものもある。

そのうちの一つに「新しいイヤホンが発売されまっせ!」というものが挙げられる。

先ほどメールボックスを見たらまさにピンポイントでオレの心を揺り動かしたメールが入っていた。

一言で表すなら

「Shure846はいかがっすか~」

欲しい。少なくとも興味はある。思わずリンクを踏んでウェブサイトに飛んだよ。

そうしたらこれだよ。

……何だよこれ!!!!

ここでオレがキレるのは、別に値段を見て「たけーよ」と思ったということじゃない。

いや明らかに高いけどな。

ぶっちゃけイヤホン一つに5万以上出すのは視聴してからじゃないと厳しい。

そうじゃなくて、英文の中で明らかに不適切な一文があったからだ。

This item can only be shipped to an address in North America.

なんですかコレ。どう読んでも「この商品は北米の住所のみに送られるよ」と書かれてある。

ちょっとでもShure846を安く買えるんじゃないかと期待した淡い恋心を熨斗つけて返せよ!

と思ったけど、実はそれほどダメージはない。

理由として、オレはShureのイヤホンがあまり好きじゃないからだ。

Shureのイヤホンは全体的にモニター型のカマボコイヤホンで、聴き疲れしにくい。

しかしオレはカマボコ型のイヤホンが合わない。絶望的に合わない。

今までSE102、SE420、SE535を買ってきたが、半年経たずに主役の座を降ろされている。

だいたいSE102とかなぜ買ったかも不明。もう売ってないんじゃないのコレ。

現在目の前に現物があるからUE900と聴き比べたが、1分程度で再びお蔵入りとなった。


ここからが本題。Shureのイヤホンの下りは前座だよ。

内容はUE900に似合うイヤーピースについて。

この企画は昔に別のブログでやった気もするけど、あの時はWestone4の話だったと思う。

ちなみに「Westone4を使う時はクリプシュのダブルフランジ一択」という結論を出していた。

今回UE900にもクリプシュのダブルフランジを使えれば良かったのだが、あいにく口径が違うため議論が再燃した。

この件について既に色々書いているブログもあるので、読むのが面倒ならそっちを参考にしても良い。

だが、ちょっと待ってくれ。ウンモメントポルファボール。

オレは上記の批評ブログについて好意と尊敬をもって閲覧している。

それでも一部、「ありえねーよ」という内容があったりする。

具体的に言うと、UE900のリケーブルの比較について。

個人でこれ全部を試そうとすると金がかかるからやってないが、やはりおかしいと思う点がある。

それはSAECのリケーブル(上記リケーブルの比較の下段にある)について。

もともとこのケーブルはSE535用に開発されたものであり、オレが買った当初もSE535用である。

実際SE535のリケーブルとして優秀だったが、UE900だと両方の長所を相殺する結末だった。

UE900は名機と謳われた10Proの後継で、やはり音がドンシャリ気味な時点でSE535とタイプが違う。

タイプが違うイヤホンとケーブルを合わせればチグハグな結果をもたらすことは想像に難くないだろう。

だからオレはUE900とSAECのケーブルは合わないと思っている。

しかるにこのレビューではいかにも「合うよ!」という表現を用いている。

一応言っておくけど、SAECのケーブルがクソみたいに思わないでほしい。

既に書いたがSE535には合うのだ。でもUE900では合わない。それが個人的な結論だ。


……早く本題に入ろう。SAECのケーブルは前座だよ。

今回試すのは以下の四つ。

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左から弾丸、シリコンピース(黒)、シリコンピース(半透明)、ダブルフランジ(黒)、ダブルフランジ(半透明)。

名称が長いし、一々打ちこむのが面倒なので、左からABCDEとする。

調査するのはフィット感のほか、僅かに音が変わるのでその点について述べていく。

回した曲はジャンヌダルク「振り向けば...」、西野カナ「Dear...」、ミスチル「Any」などJ-POPと

In Flames「Take This Life」、Deathstars「Metal」、モルプリ「Departure」などのメタル、

あとは若干のジャズやクラシックを使った。音源はすべて非可逆圧縮。機器は最初に書いたiPod一式。

また、前提として現在使用しているイヤホンケーブル「TEXAS」は低音に強い特徴がある。

それを常時使用している理由は、オレはいつもメタルを聴くからだ。



A.弾丸

音が硬い。曲によるが一部の音が耳に痛い。

低音の鳴りは良い。高音の伸びは低音にやや負ける。

それまで「弾丸と言えばShure」という認識を持っていたが、理由が少しわかった気がした。

モニターとして音を聴くには最適。

曲を楽しむための音楽としては不適格。


B.シリコンピース(黒)

音は柔らかく、若干響く。これを良いか悪いか一括して判断するのは難しい。

例えるならピアノのダンパーやエコーが好きかどうかで評価が分かれるのと同じくらい些細なこと。

低音は近く、押さえつけている。

コンサート会場で演奏した曲やオペラを聴く時が一番最適な使い方だと思う。

聴き疲れとは無縁。


C.シリコンピース(半透明)

音はBより柔らかく、Aと比べて繊細。

中、高音が良く伸びる反面、ギターやドラムが織りなす低音の重なり具合が悪い。

複数の音を潰して平面座標に表し、「どうよ?」と言われている気分。

潰れた物体を頭の中で再立体化する作業を苦としない人向け。

ロック・メタルには合わない。ピアノ・弦楽器の音は綺麗。


D.ダブルフランジ(黒)

Aほどじゃないけど音は硬め。臨場感はかなりあり、音を聞く以上に音楽を聴いているイメージが強い。

音場はAと違う。Aはそれぞれのスピーカーから好き勝手に鳴らすのに対して、Dは中心に向けて集まろうとする。

音圧はかなり強い。結果として聴き疲れが起こる。

きっとこれは人口密度の多い場所に長時間いると吐き気を催す原理に近い。

オレはこの音楽は好きだけど、30分以上聴いていると音酔いする自信がある。

着脱はA~Cに劣る。横に広く、固めなので合う人と合わない人の差が激しそう。


E.ダブルフランジ(半透明)

音はAより柔らかく、Bより硬い。音場はAほどではないもののハッキリしている。

中心に集まろうとする部分はBに近いが、一点に集中するというより一定の場所に集中するという表現の方が正しい。

点ではなく場所である分、音圧はやや強い程度。Bより聴き疲れないがAよりは聴き疲れる。

欠点は音楽にヴォーカルが押し出される部分があるところ。

最悪なのが着脱時に高確率でイヤホンピースも外れること。夜道で外したら紛失するだろう。


以上、一番良いのはEかな。外出時はAかBで良い。

ちなみにEはIE8を買った時に付属でくっついてきたダブルフランジ。

UE900とIE8は型が違うから、イヤホンピースが外れるのはしょうがないんだよね。


この記事書くのに2時間くらいかかってるよ。

それに画像やリンクをガシガシ貼るのに30分近く取られるし、さすがに疲れた。

でも満足。

2013年12月14日

オレコンチャート

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オレはiPodユーザーである。

最近はiPhone等でも音楽を入れて楽しむことが出来るが、「それとこれとは違う」という持論がある。

iPhone等の携帯電話は受信と発信を主目的とし、副次的産物に娯楽としての機能を持ち合わせる。

そして音楽機器は副次的産物に収まらない物だ。また、受信が主要な目的であるため携帯電話とは別個の存在である。

硬いことを言ってる気もするが、そもそもiPodと携帯電話では音楽を取り込むためのキャパシティが違うのだから当然だ。

だからiPodを今でも利用している。


オレはパソコンを2台持っている。そのうち1台にはiTunesを入れている。

これは、頻繁に煩わしいアップデートの情報が出てくるパソコンは1台で十分だという理由がある。

一方でこのブログを書く時は別のパソコンを用いている。

つまり、iPodの音楽情報を取り出す場合は別のパソコンで調べてスクショをこちらへ持ってくるという手間が必要になる。

「探せばもっと楽な方法があるんだろうな」と思いながら共有のメールサーバに画像を取り込んだりしていると少し虚しくなるね。

また、どちらのパソコンにもfoobar2000を入れているが、色々なものを詰め込みすぎて訳が分からなくなった。

……こういう日もあるだろう。


話を戻す。

上記の表は現在使用中の2代目iPodのデータを再生回数順にソートしたものである。

そのうち1位から20位までを抜き出して貼り付けた。

下位にあるJ-pop?Rock?そんな曲はだいたいカラオケに必要だから聴いたり

YouTubeで聴いて「良いな」と思えたから買ったり借りたりしている。


この中で複数の曲を同一アーティストが作成している。

それはIn Flames、Naglfar、Equilibrium、Dark Tranquillityの4つ。

ジャンルで言えば、順にメロデス、メロブラ、ヴァイキング、メロデスである。

聴く人にとってはどれも同じように聞こえるが、微妙に違う。

メロデスはその名の通り、デスメタルの派生である。歌詞の内容は死に直結するものが多い。

メロブラはブラックメタルの派生。これは宗教的な色彩が強く、特に悪魔崇拝、アンチキリストな歌詞が多い。

当然悪魔崇拝と言う以上、死者を蘇らせるという歌詞になればややメロデスに近い気もする。

しかし、生→死と死→生は似て非なるものだから、やはりこれは別物と捉えた方が自然であろう。

ヴァイキングと言えば海賊を連想させるが、必ずしも海賊の曲を歌っているわけではない。

むしろフォークやブラックから派生したジャンルであり、戦闘のBGMを奏でるような曲も多い。

イメージとしてはラグビーのオールブラックスのハカを音楽化すればヴァイキングになるんじゃないだろうか。


さて、その表の中でも新たなジャンルが開発されつつある。

それはダークエレクトロ。広義で言えばEBM、もっと広く言えばダンスミュージックの一つである。

もっぱらメロデスなんかを聴いていると、そのジャンル内の音楽は飽和状態に陥りやすい。

そこでEBM関係に手を出した。

表にあるBodycall「My War」もカッコいいし、Xperiment「Bloodgame」も好き。

と言うことで今年いっぱいはEBM方面を聴いていきたい。そんな決意表明。

2013年12月12日

やざ和

先日、家族で食事をした。ちょっと早めの忘年会兼年越し蕎麦である。

家族全員が集合するのは4~5年振りだ。父親抜きなら3年前に品川で一度食事をしている。

場所はやざ和という蕎麦屋。

オレは亀有に足を運んだことが一度もないので随分迷った。

電車だと新宿→日暮里→北千住→亀有で着く。

ポイントは、常磐線快速だと亀有に止まらないので、北千住から地下ホームへ歩いて常磐線各駅停車に乗り換えなくてはならない。


17時前後に到着し、20分近く迷いながらも目的地に到着。

早速入って近くの階段を上り、2階の店に入る。

席に座って飲み物(瓶ビール3つ)を注文。

4人で来たから、というよりもオレ以外は全員酒に強いので、瓶ビールはあっという間に無くなってしまった。

その後日本酒へ切り替える。

まずは十四代を2合。安定した飲み触りから取り扱っていたらまず頼んでしまう人も多いと思う。

これのおかわりを求めたら店主からNGをされる。

曰く「提携先の業者は十四代を単体で取り扱っておらず、他の酒を注文する際に若干仕入れている」らしい。

美味しいからしょうがないと思いつつも少しガッカリ。

代わりに東一を2合頼む。これはそれまで飲んだことはない。

十四代と比べると、いくらかざらつきがある。これはこれで美味しかった。


料理は最初にお通しが出てくる。めふんは生まれて初めて食べたのではないだろうか。

次に湯葉・豆腐、玉子焼きと王道の一品。玉子焼きは甘くなく、オレ好みだった。

続いてニシンと昆布の煮込み。煮込んであるからか非常に柔らかい。

京都方面の蕎麦屋では温蕎麦にニシンを入れるというが、生憎食べたことがない。

さらにカモネギ。塩・胡椒を使って濃いめに味付けしてある。

そしてそばがき。予想していた以上の大きさで驚いた。

一見するとゲル化した蕎麦湯に見えるが、ドロリとした触感は餅に近い。

これらを食べてからせいろがやってくる。

噛みごたえから二八だと推測するが、恐ろしいほど風味がある。

十割そばに匹敵するかそれ以上の舌触りで満足している。


店主曰く、この席は嵐のメンバーが座っていたらしい。

オレが座った席は相葉さん、弟が座った席は櫻井さん、母親が座った席は二宮さん、父親が座った席は松本さん、とのこと。

これだけ美味しいのだから有名人が来てもおかしくないな、と思いながら話を聞くと、嵐のフォロワーも当時は随分来たようだ。

「嵐のファンは万単位でいるから、もし全員が来たらオレは死んじまうよ」と店主は笑いながら話していた。気さくな方である。


亀有と言えばこち亀である。もっとも、派出所はなく交番が近くにあるのみである。

北口・南口双方に両津勘吉の銅像が建っている。

池袋で言う「いけふくろう」、渋谷で言う「モヤイ像」的な役割をしているのかもしれない。

次に父親と会うのは来年で、実家に帰らなければ母親とも会わないだろう。

弟とは今月中にもう一回会う予定。

2013年12月 8日

考えていること

色々あってこちらのブログのお世話になることにした。

というのも、以前使っていたブログに規制がかかったからだ。

要因を調べるつもりもないが、ずっと放ったからしにした後に記事を更新しただけで

「アクセス数が増えた」→「スパムだろゴラァ」みたいな規制に引っ掛かったと予測している。

どちらにせよ自分のブログなのに身動きが取れずストレスが溜まるくらいなら

いっそのことブログを移転させてやるという暴挙(?)に出たわけだ。

悪いなアベケン。コメント返しも規制対象に入っていたんだ。

その繋がりで元バイトの話を少しだけ。

気が遠くなるほど前のことだし。ちょっとくらい話のネタにしても時効だよ時効。たぶん。

他にもいろんなブログサイトがある中でニフティを選んだのは、元バイト先の先輩(Aとする。以下同)がこのブログを利用していたからだ。

名前は明かさないが、その先輩Aと別の先輩(Bとする。以下同)に連行(?)されて

Bの家に行って飲酒に付き合ったことから始まる。

Bの家はマンションであり、その日行われた元バイト先の飲み会か何かで酔っ払った拍子に

「Bの家に行くか」とオレが言ったのかもしれない。

いやオレの性格とAやBの性格を考えれば、さしずめBが提案してAが便乗して

オレがやはり連行されたと考えた方が自然かもしれない。

……でもよく考えたらこの時のオレってまだ未成ねゲフンゲフン

以前何度かBの家に行ったことはあるが、それは決まってバイト帰りか飲み会の帰りに寄る程度だった。

理由は明確で、当時オレが住んでいた実家と同じ方角(場所ではない)にBの家があったからだ。

ハッキリ言えば、バイト先から歩いて1時間近くかかる距離にあるので、Bが家に誘うたびに難色を示したこともあっただろう。

しかしそんな顔を見せれば先輩の顔に泥を塗る可能性もあったため、

嫌な顔もせず(あるいは酔っているからか)おとなしく付き添われたと考えても間違いじゃない。

今回の飲み会の時に誘われた際、なぜAも「一緒に行く」と言ったのかは覚えてない。

Aの家も似たような方角にあったからかもしれない。

なぜ知っているか? 昔の話だ。気にするな。

なんにせよ、普段は二人のところを三人でBの家に向かったことだけ覚えている。

先輩A・Bは同い年なだけあって随分話が弾み、オレは二人の後ろにフラフラくっついていた。

こう聞くとハブられているようにも聞こえるが、別にハブられていた認識はない。記憶にないだけだ。

Bの家に行くには大通りを右折しなくてはならず、そのT字路にコンビニが立っていたのでつまみ等を買い込む。

そしてBの家に着いてグダグダ話していた。

話す内容と言っても既に出来上がってる状態の人間に襲い掛かる睡魔と闘っていると同義だ。

もはや眠らないために何かを話している状態だった。

Bの部屋は一人暮らしのワンルームである。

身だしなみをキチッとする性格なのか、折り畳みの鏡が鎮座していることを覚えている。

机の上にはパソコンがあり、本棚には専門書がズラズラと置かれていた。

専門書の他にも、ある漫画が置かれていた。以前読まされたがほとんど内容は覚えていない。

ベッドはシングルで、比較的軽そうな金属で作られたものだった。

これらを踏まえてBの家を一言で表すと、「小奇麗」が正しいと思う。

「三人寄らば~」とは言うものの、酔っ払いにそんな慣用句は通用しない。

何か話していたかもしれないし、あるいは無口だったかもしれない。

どちらにせよ詳細は記憶から抜け落ちている。

オレは二人の先輩に逆らえるわけもないので借りてきた猫のように、

……いや、酒が入っていたから随分失礼な態度をとったかもしれない。

どちらにせよ、昔の話だ。

しばらくしてAが「mixiを見たいからパソコン貸せ」とBへ提案した。

別に断る理由もなしに、BもAに自宅のパソコンを貸した。

今mixiと聞けば「株価どうなってるの?」と聞き返したくなるが、この当時はmixiが流行っていた。

しばらくAはパソコンに向かう。おそらくコメントを見ていたのだろう。

もちろん酔っ払っていたオレやBが常識的な態度をとるわけなく、Aの背後から画面を覗き込む。

Aは嫌がる。当たり前だ。

「ブログを書いてるの」

AはしばらくしてオレやBに向かって簡易的な説明をした。

「ブログと言ってもmixiの日記と似たようなことばかり書いてるけど、読者が違う分、内容は変えてるよ」

オレとBは「じゃあそのブログ見せてくれ。アクセス数を増やしてやる」みたいなことを言ったと思う。

Aは難色を示しながらもそのブログを少しだけ……本当に少しだけ見せてくれた。

今だから言える。酔った上に他人のプライバシーにまで乗り込んでしまってごめんなさい。

その後話がどう進んだか覚えていない。

気が付くとAはBのベッドの上で寝てしまった。

もともとオレはBと仲は良いので、A抜きにBと1時間程度しゃべっていたかと思う。

午前5時頃になり、オレはそろそろ実家へ帰りたくなったのでBにその挨拶をする。

Bもしゃべる内容は大方尽きていたことと、自分を含めた三人が疲れてきていることを察してさほど引き止めるような真似はしなかった。

Aはベッドの上で寝ている。

「オレは帰りますけどAさんはどうします?」

「私も帰る~」

そのくせ寝ることをやめようとしないAを見てBは何と発したか覚えていない。

「面倒だから○○(オレの名前)、Aを連れてけ」

「じゃあ泊まっていくか?」

どちらであったか今となっては確かめようもない。

なんにせよAが「帰ると言ったら帰る」と不屈の信念で起き上がり、一緒に家を出て行ったことは覚えている。

オレはBとは仲が良いが、Aとは仲が良い……のか不明な間柄である。

それに共に疲れていたため、話が大きく弾むようなこともなかった。

しばらく歩くと、夜が明ける気配がした。

「明るくなってきたね」

Aは言葉を紡ぐ。オレは気の利いた返事が思いつかなかった。

「じゃあ写真でも撮りますか」

なぜ自分がそのようなことを言ったのか思い出せない。そしてなぜ自分がデジタルカメラを持っていたかも思い出せない。

しかしそれは手元にあった。

おそらく、高校の友人と一緒に洋楽アーティストのライヴへ行く際に「あると便利」程度に思い立って購入したのだろう。

当時の携帯電話はカメラ画像がついていると言っても綺麗な写真が撮れない。つまりデジタルカメラは必要な要素だ。

……せいぜいこんな理由だと思う。

Aは、デジタルカメラで写真を収めるオレを見つめていた。

オレの実家とAの実家はバイト先からの方角が同じと言っても距離が全然違うため、どこかで別れる必要があった。

それでもAは自転車でバイト先へ通っているため、オレの家の近いところまで送ってくれた。

「それじゃ、また」

「おやすみなさい」

交わされる小さな合図と共にAと別れ、オレは実家まで歩いて行く。

藍色の夜空は橙色の光に照らされて、爽やかな青色へ変容していく様を目の端に眺める。

街の空気は変わらず冷たかった。

そんな昔話。

何年も前のことだから間違っている部分もあるかもしれない。

それに思い出は美化されるって言うし、ひょっとするとオレから見た事実とは全然違う展開があったのかもしれない。

別にそれならそれで良い。事実関係を明確にしなきゃならない話題でもないからね。

一方で、書いている途中で実際に思い出したこともあった。

例えばAとBが自転車を曳いていたり、首元にマフラーをつけていたから多分季節は冬かなと思ったり。

ちなみにそのデジカメは今オレの家の冷蔵庫の上にある。

もうその役割を終えて眠りについているのだから、無理に起こす必要もあるまい。

それにオレはAが昔ニフティを利用していたことを書きたかっただけであり、AとBどちらが仲が良いかと言えばBに軍配が上がる。

だからAの話はもうしないと思うし、今後Aと会うこともないと思う。

このあと亀有に行く予定。

話の内容が面白そうならまた更新するかもしれないし、つまらなければ更新しないだろう。

それでも、前のブログみたいに明らかに飽きてしまわない程度に頑張っていきたい。

今は冬。いつの時代でも冬は肌寒いものだ。

奇しくも前述の内容と同じ季節でもある。

しかし、何気ない思い出さえも忘れてしまうくらいオレは年を重ねてしまった。

痛みを忘れることと同じくらい、嬉しかったことや楽しかったことさえも忘れていくのは……いささか寂しいものだ。

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